田中阿季羅が白金堂にまつわる様々な話をお届けします。

2011年9月アーカイブ

彼岸花

私共の仕事は、長時間椅子に座って作業いたしますので、ともすれば運動不足になりがちです。昨年から毎日、朝食前に1万歩を目標に歩いています。

自宅を出て先ず妙心寺の境内を一周して、太秦方面や仁和寺、龍安寺の方へその日の気分で出掛けています。

先日、その妙心寺の境内で彼岸花のつぼみを見つけましたので、今日あたり咲いているのではと思ってまいりましたところ見事に綺麗な花が咲いておりました。

秋の彼岸は、秋分の日を中日に、前後3日を合わせた7日間のことらしく、ちょうどそのころに開花するので 「彼岸花」 と呼ばれるそうです。

枝や葉もなく一直線に茎が伸び、つぼみを付け、いきなり開花するその花は無心で私たちに何か教えてくれているようにも思われます。

時候、暦という人の手で変えることのできない自然の流れは、デジタル化が進んだ現代においても 神秘的で美しく、かつ不思議であります。

 

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重陽の節句

五節句 「一月七日・人日」 「三月三日・上巳」 「五月五日・端午」 「七月七日・七夕」 「九月九日・重陽」 の中の一つで、9月9日のことをさします。

中国の思想、陰陽思想では奇数は陽の数とされており、その陽の数の一番大きな数字9が重なる9月9日は重陽と呼ばれ大変おめでたい日とされていました。

旧暦では、菊が咲く季節でもあることから 「菊の節句」 とも呼ばれています。日本には、平安時代初期に伝わり、宮中行事として貴族の間だけで行われていました。当時は中国から伝来したばかりの花であった 「菊」 を眺めながら 「観菊の宴」 を開き菊酒を飲んだり、詩歌を詠むなどして長寿を祈ったといわれています。

私の個人的な意見ですが、この日を「敬老の日」にすれば分かりやすいですし、個人消費も少しは上向くのではないかと思ったりしています。

 

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 『四季草花図』 部分

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