田中阿季羅が白金堂にまつわる様々な話をお届けします。

2014年7月アーカイブ

金城次郎造 海老魚文湯呑

人間国宝 金城次郎 海老魚文の湯呑です。力強く彫られた海老と魚は、鉄釉と呉須のグラディエーションが美しく、正に沖縄(琉球)の至宝と称される作品です。

ご依頼時、接着剤で接着してありましたので、破片をすべて剥離する作業から取り掛かりました。剥離した破片の接着剤をきれいに除去したのち、再度漆で接着・欠け埋めの上、元の形に修復して蒔絵を施しました。

破断面が、きれいな部分とパウダー状になり欠け埋めが必要な部分があり、かなり時間を必要とましたが、金粉を蒔きますと良い景色になりました。

 

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磁器のタンブラー

磁器で薄手のタンブラーです。萌葱のストライプが涼しげで上品な器です。ご依頼時、下記の写真のように4つに割れて一部破片がございませんでいた。

接着時に少しでもズレがありますと漏れの原因となりますので、漆で慎重に接着の上、破片の無い部分は、欠け埋めして元の形に戻していきます。

数回中塗りと研ぎを繰り返して、漏れのないことを確認の後、蒔絵を施して修理していきます。

 

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   『NOA漆で接着』

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『漆+砥の粉で欠け埋め』」

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 『深くタイトな底部分』

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 『中塗りを数回繰り返し漏れがないか確認』

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 『MR弁柄で地描き』

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『純金消粉(22.66K)を蒔く』

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 『伊勢早漆で粉固め』

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  『修理完了』

 

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