田中阿季羅が白金堂にまつわる様々な話をお届けします。

2014年9月アーカイブ

深川製磁 杜若大皿 

呉須の濃淡と余白の金彩で遠近感を演出し、淡い色調で描かれた花びらが一層立体感を醸し出している大変美しいお皿です。

依頼品は、お皿の一部分が大きく破損して、ある部分は破片がパウダー状になりお皿に穴が開いた状態で、花びら部分は部分的に釉薬の剥離とその衝撃によるひびが長く入っています。

特に裏側のハマ部分は何層にも細かい破片となり、大変複雑な割れ方をしておりました。また、欠け埋めの必要な部分が多数あり、かなり時間を必要といたしましたが何とか良い感じに仕上げることができました。

 

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エルメスのマグカップ

白磁のボディーに淡い色調で 「蓮」 が描かれたマグカップです。縁と把手部分の金彩がよりエレガントさを演出しています。

依頼品は、その把手部分が破損しており、其の上破片が二分割に割れています。このようなケースは少なくありませんが、接着を誤るとすべての部分にズレが生じてしまいますので、より集中力が必要です。また、蒔絵時に使用する純金消粉も上絵の金の色調に合った粉を選び仕上げることも重要なポイントになります。

 

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