田中阿季羅が白金堂にまつわる様々な話をお届けします。

2019年10月アーカイブ

染付麦文様花瓶〖銀継ぎ〗

花瓶は通常お水を入れて使用しますので、実用使用をしない時は、不安定なものが割と多く見受けられます。今回ご依頼の花瓶も、口部分の口径よりハマ部分の直径が小さいので倒れやすい形でした。多数の破片と共に複雑に割れた状態になっています。
其々の破片を漏れが発生しないよう慎重に接着し、色調が呉須のダミに白抜き文様でしたので、中塗り・地描きは浅黄漆を使用し純銀丸粉で蒔絵を施しました。意匠的に初夏のものでしたので、銀継ぎのご提案をさせて戴きました。

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「修理前」

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「浅黄漆で中塗り・地描き」

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『修理後』

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〖純銀丸粉:大極上々銀仕上げ〗

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