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『平清盛』 ゆかりの地 其の一

NHKの大河ドラマ 「平清盛」 が今月8日(日)から始まります。

「平氏にあらずんば人にあらず」 という言葉がまかり通った平氏政権を築いたため 悪役の印象が強い人物ですが、そもそもの言葉自体は、清盛が述べたものではなく、一説によると温厚で情け深い人物であったとも伝えられています。

 また、権力者としてさまざまな偉業を成し遂げた事実も残ります。武士から太政大臣まで上りつめた清盛は、現在の博多に日本初の人工港を造ったり、現在の神戸港の一部に 「大輪田泊」(おおわだのとまり) を拡張したりして日宋貿易を盛んに行ました。

 そこで、清盛の人物像にせまる 「京のゆかりの地」 をいくつか紹介したいと思います。

『祇園 八坂神社』

 八坂神社は、古くから厄除けの神社として信仰され、近年では芸舞妓も訪れる境内の 美御前社(うつくしごぜんしゃ) が若い女性の関心を集めています。また、 「平家物語」 でつづられる清盛誕生に関する逸話にゆかりのある「燈籠」が残ります。

 ある夜、白河法皇が光る怪しいものと出くわし、お供を務めていた清盛の父・忠盛に退治を命じます。しかし忠盛は、燈籠に火をともしていた社僧だと見分けたため、その思慮深さから法皇より祇園女御を下賜されます。この時、女御は妊娠しており、生まれた子が清盛だったと伝えられています。