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白金堂ブログ

修理事例

出西ブルー 【金継ぎ】

島根県の出雲市にある 「出西窯」(しゅっさいがま) で作陶された花器です。美しく吸い込まれるようなブルーが特徴的で、 「出西ブルー」 と呼ばれています。
依頼品は、大小の破片に大きく破損しています。花器を修理する場合、少しでも隙間がありますと水漏れにつながりますので漆で確実に接着した後、中塗りをしっかり施します。
今回は、純金消粉で蒔絵を施しました。艶のあるブルーの生地に、マットな消金が、妙に調和し実用的に美しくよみがえりました。

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「修理前」

『修理後』

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『純金消粉 23K仕上げ』