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白金堂ブログ

修理事例

染付笹文捻子徳利 〖銀継ぎ〗

今日は七夕ですね。今回ご紹介させていただく器は、そんな季節にピッタリな徳利です。捻じられた生地に呉須で上品に笹が描かれています。細い線と余白で清涼感や揺らぎを感じます。依頼品は、注ぎ口から首にかけて割れ一部欠けもございました。其々の破損個所を漆で接着・欠け埋めした後、純銀丸粉(大極上々銀使用)で蒔絵を施しました。ロイヤルコペンハーゲン等の洋陶も含めて染付には、色調的に純銀丸粉使用の銀継ぎや白金泥(Pt99,99%)使用の白金継ぎもおすすめです。

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「修理前」

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『修理後』

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『欠けた部分』

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『内側にも笹が描かれています』