青備前茶碗【金継ぎ】
普段は、備前焼と聞けば、赤茶褐色の焼き物をイメージしますが、窯の中で焼成中に灰を沢山被ったり、エアポケット的に酸素が行き届かない場所で焼かれたものは、還元状態(酸欠状態)となり、出来上がりが青灰色に発色することがあります。この様な色調に焼き上がったものを 「青備前」 と総称されています。
依頼品は、気の毒なほどバラバラに破損しており、破片が欠落している部分も数カ所ございました。難しい事例ではありましたが、気合いとガッツで修理させていただきました。
また、蒔絵部分が純金の緋襷のような景色となり、オンリーワンのクールなお茶碗に生まれ変わりました。
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「修理前」
![s001 2017.1.9.jpg](https://www.kintsugi.net/blog/assets_c/2017/02/s001%202017.1.9-thumb-500x375-1418.jpg)
「接着→欠け埋め→中塗り」
![P1060380.jpg](https://www.kintsugi.net/blog/assets_c/2017/02/P1060380-thumb-500x375-1422.jpg)
![P1060381.jpg](https://www.kintsugi.net/blog/assets_c/2017/02/P1060381-thumb-500x375-1424.jpg)
![P1060382.jpg](https://www.kintsugi.net/blog/assets_c/2017/02/P1060382-thumb-500x375-1426.jpg)
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![P1060390.jpg](https://www.kintsugi.net/blog/assets_c/2017/02/P1060390-thumb-500x375-1434.jpg)
『純金丸粉24K(金99,99%)使用』