白金堂ブログ

田中阿季羅が白金堂にまつわる様々な話をお届けします。
 

『花冷の候』

桜の咲く時期は陽気が変わりやすく、ふいに薄ら寒い日があります。特に京都の「花冷え」は有名で、花冷えという言葉自身、京都で言い出したのではないかと思います。しかしながら、報道では関東地方で積雪があったとのことで、満開の桜の花の上に雪が被っているという花冷え以上にシュールな映像が流れておりました。このような事が続きますと、将来的には蝋梅の様に花びらが厚くなり下向きに咲きだすのでは?と変に心配する今日この頃です。新型コロナウイルスの影響もそれ以上に心配で不安な日々が続いています。一日も早い収束を願うばかりです。

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紅彩梅文様花瓶

口径が尺(約30cm)高さが尺5(約45cm)近い大きな花瓶です。口縁部分が大きく破損しています。其々の破片を慎重に接着し元の形へ戻していきます。大きく重たい上、破片の線が複雑に交差しておりますので難しい事例でしたが、何とか中塗り地描きの上、蒔絵を施しました。
蒔絵部分が呉須の枝と同期して、紅彩の生地が純金の線をより引き立てる形となり美しくオンリーワンの花瓶になりました。


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「修理前」

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  『修理後』

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『純金丸粉24K(金99,99%)仕上げ』

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『make a fresh start in life ! 』

人間国宝 中島 宏 造 ぐい吞

独自の青磁と造形美を追求された 中島 宏氏(佐賀県武雄市)の ぐい吞です。 青磁に薄く紅を纏った独特の色調で 「粉紅磁(瓷)」 と呼ばれています。
器は前回欠けの修理でお預かり致し、今回は割れの修理でご依頼を戴きました。
前回の部分も含め全て新たに、接着・欠け埋め・中塗り・地描きの工程を施し、純金丸粉24Kで蒔絵をして修理させて戴きました。貫入が美しい薄紅梅の色調と純金の線が相まって、新春から一杯やるのにもってこいのぐい吞となりました。


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「修理前」

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『修理後』

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『金継ぎ:純金丸粉24K(金99,99%)仕上げ』

 

年末年始休業期間のお知らせ

謹啓 師走の候 皆様方におかれましては 益々ご清祥のことと心よりお喜び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、有り難く厚く御礼申し上げます。
さて、洵に勝手ながら弊社では、本年度の年末年始につきまして下記の通り休業させていただます。お問い合わせの返信につきましても 6日(月)以降とさせて戴きますが、何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
今年一年のご愛顧を賜りました事に御礼を申し上げるとともに、新年も引き続きお引き立て賜りますよう心よりお願い申し上げます。
                                 謹白


年末年始休業
令和元年12月31(日)~令和2年1月5日(日)

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神坂雪佳『雪中竹』

夜の大覚寺


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『真紅な紅葉と春を待つ桜』

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『嵯峨菊』

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『大沢池の水鏡』

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『gradation・・・綺麗!』

第114回 京料理展示大会

毎年、商社ブースで参加させていただいております 『京料理展示大会』 が12月13日(金)・14日(土) の両日に、京都市勧業館「みやこめっせ」で開催されます。
京料理の展示を始め京料理教室、舞妓さんによる京の舞、京野菜や京名品の販売、マグロ解体及び即売等、盛りだくさんの内容となっております。
弊社では、特別ご優待(当日一般800円を600円に!)チケットはがきをご用意させていただいておりますので、ご希望の方はメールまたは、FAXでお問い合わせ下さい。皆様のご来駕心よりお待ち申し上げます。


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http://www.kyo-ryori.com
https://www.facebook.com/kyoryoriexh

染付麦文様花瓶〖銀継ぎ〗

花瓶は通常お水を入れて使用しますので、実用使用をしない時は、不安定なものが割と多く見受けられます。今回ご依頼の花瓶も、口部分の口径よりハマ部分の直径が小さいので倒れやすい形でした。多数の破片と共に複雑に割れた状態になっています。
其々の破片を漏れが発生しないよう慎重に接着し、色調が呉須のダミに白抜き文様でしたので、中塗り・地描きは浅黄漆を使用し純銀丸粉で蒔絵を施しました。意匠的に初夏のものでしたので、銀継ぎのご提案をさせて戴きました。

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「修理前」

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「浅黄漆で中塗り・地描き」

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『修理後』

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〖純銀丸粉:大極上々銀仕上げ〗

雲泉造 染付色絵平鉢

先般ご依頼を戴きました 京焼 加藤雲泉造 平鉢です。側面の割れと見込み部分に回り込むようにヒビが入っています。
通常、割れと同時に割れた部分から見込み方向へヒビが入る事が多いのですが、今回の依頼品は割れた部分とヒビの部分がセパレートになった珍しいケースでした。また、見込みのヒビ部分には段差が生じており難しい事例ではありましたが、ヒビの形が器の意匠と同化し良い感じに仕上りました。

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「修理前」

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『修理後』

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【純金丸粉24K(金99,99%)仕上げ】

残暑お見舞い申し上げます。


鈴木其一2.jpg「朝顔図屏風」 鈴木其一   

染付笹文捻徳利〖銀継ぎ〗

今日は七夕ですね。今回ご紹介させていただく器は、そんな季節にピッタリな徳利です。捻じられた生地に呉須で上品に笹が描かれています。細い線と余白で清涼感や揺らぎを感じます。
依頼品は、注ぎ口から首にかけて割れ一部欠けもございました。其々の破損個所を漆で接着・欠け埋めした後、純銀丸粉(大極上々銀使用)で蒔絵を施しました。
ロイヤルコペンハーゲン等の洋陶も含めて染付には、色調的に純銀丸粉使用の銀継ぎや白金泥(Pt99,99%)使用の白金継ぎもおすすめです。

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「修理前」

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『修理後』

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『欠けた部分』

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『内側にも笹が描かれています』

相国寺の『立葵』

京都も梅雨入りが発表されました。納品の帰りに相国寺の 「承天閣美術館」 へ行こうと立ち寄りましたが、展示品の入れ替え中の様で休館中でした。(7月5日まで)仕方がないので境内を散歩しておりますと、綺麗な花をつけた咲き始めの 『立葵』 を見つけました。
花は、梅雨入りごろに花穂の下から咲き始めて、順々に咲き上がり、花が終わるころに梅雨が明けるといわれています。
休館中でガッカリしておりましたが、リアルに咲く美しい花に気付くことができました。

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『綺麗!』

横浜九谷

明治時代に有力な陶器商が、自社の工場で九谷の生地に絵付けを施し完成品を神戸や横浜から欧米に輸出していました。
依頼品はその当時の作品らしく、海外からの里帰りのようです。内から外が透けて見える程の薄い生地に細密な上絵が満遍なく描かれています。
カップ・ソーサーとも手に取りますと驚くほど軽いのですが、妙に重量感のある器です。生地が薄く接着面が極端に狭い上、破片も多く大変難しい事例でありましたが、ズレなく良い感じに仕上がりました。

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『純金丸粉24K(金99,99%)使用』

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【織田製】

春三昧

その昔、母親が植えた花々が咲き始めています。一心不乱に咲く花を眺めておりますと、その美しさ、潔さに感心いたします。
寒い季節ををじっと耐えて、時期が来ると開花するその花の姿に、身体も心も浄化されて行くような感覚を覚えました。

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「ソメイヨシノ」

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「ヤブツバキ」

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「ラッパスイセン」

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「スズランスイセン」

辰砂マグカップ

鮮やかな赤い色が映える辰砂釉のマグカップです。把手部分から本体にかけて破損しています。通常、純金丸粉で蒔絵を施すことが多いのですが、今回も前回ご紹介の柿釉盃に続き経年酸化することを前提として、純銀丸粉で蒔絵を施しました。
純銀部分が、赤・鉄・鼠色とよく調和してシックな出来上がりとなりました。経年純銀部分が、一層馴染んでより良い感じになっていくかと思います。

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「修理前」

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『修理後』

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〖銀継ぎ:純銀丸粉(大極上々銀)使用〗

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