白金堂ブログ

田中阿季羅が白金堂にまつわる様々な話をお届けします。
 

エルメス・ガダルギヴィール

先般ご依頼を戴きました エルメスのマグカップ です。白い生地に、燃えるような赤でのデザインが特徴的です。日本の 『金襴手』 や 『錦手』 に代表されるように 「白」 と 「赤」(朱) と 「金」 は、大変良く調和します。
依頼品は、欠けとヒビ部分を 純金丸粉24K で金継ぎさせて戴きました。純金部分が、赤に映えると共に、新たな景色となり美しく仕上がりました。


P1060507.jpg
P1060508.jpg
P1060509.jpg
P1060510.jpg
P1060511.jpg
P1060513.jpg
P1060515.jpg

P1060516.jpg
『純金丸粉・24K(金99,99%)使用』

夜桜@祇園白川

昨夜、祇園白川を散歩してきました。小雨に濡れた柳と桜、石畳・・・。そのすべてが、美しいのを通り越し、艶めかしいくらいでした。 スペシャルな空間・時間・・・。


DSC_0408 (2).JPG

DSC_0440 (2).JPG

DSC_0426 (2).JPG

DSC_0446 (2).JPG「ホントに綺麗!」






祇王寺


先日、お天気が良く寒さも緩んできておりましたので、奥嵯峨野の祇王寺まで散歩に出掛けました。このお寺は竹林と楓に囲まれたつつましやかな草庵で、 『平家物語』 にも登場し、平清盛の寵愛を受けた白拍子の「祇王」が清盛の心変わりにより都を追われるように去り、母「刀自」と妹「祇女」ともに出家、入寺した悲恋の尼寺として知られております。 オフシーズンのためか参拝される人もまばらで、竹林からは、自然の風の音と、鶯の鳴く声だけが聞こえる澄んだ空間の中で、心洗われる時間を過ごすことができました。


祇王寺3 (2).JPG


祇王寺1 (2).JPG
「祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、
盛者必衰のことはりをあらわす。おごれる人も久しからず、只春の夜の夢のごとし。・・・」

青備前茶碗


普段は、備前焼と聞けば、赤茶褐色の焼き物をイメージしますが、窯の中で焼成中に灰を沢山被ったり、エアポケット的に酸素が行き届かない場所で焼かれたものは、還元状態(酸欠状態)となり、出来上がりが青灰色に発色することがあります。この様な色調に焼き上がったものを 「青備前」 と総称されています。
依頼品は、気の毒なほどバラバラに破損しており、破片が欠落している部分も数カ所ございました。難しい事例ではありましたが、気合いとガッツで修理させていただきました。
また、蒔絵部分が純金の緋襷のような景色となり、オンリーワンのクールなお茶碗に生まれ変わりました。


006 2016.9.24.JPG
「修理前」

s001 2017.1.9.jpg
「接着→欠け埋め→中塗り」

P1060379.jpg『純金丸粉24K(金99,99%)使用』

P1060380.jpg


P1060381.jpg


P1060382.jpg


P1060383.jpg


P1060384.jpg


P1060390.jpg

御本手徳利

御本が綺麗に出て上品で温かみのある徳利です。依頼品は、口部分が30㎜ほど欠けて破片はございませんでした。陶器の徳利はこのような破損状況が比較的多くみられます。

欠けた部分を少しずつ錆漆で成形して、元の形まで近づけていきます。本体の形状を考慮し、均一に整形した後に今回は、純銀丸粉(大極上々銀)使用で蒔絵を施しました。

生地と蒔絵部分が同化して違和感なく良い感じに仕上がりました。

 

003 2016.10.14.JPG

「修理前」 

002 2016.12.29.JPG

『修理後』

003 2016.12.29.JPG

 

004 2016.12.29.JPG

  

006 2016.12.29.JPG

 

008 2016.12.29.JPG

 『銀継ぎ:純銀丸粉(大極上々銀)使用』

年末年始休業期間のお知らせ

謹啓

師走の候、皆様方におかれましては益々ご清祥のことと、心よりお慶び申し上げます。

平素は格別のお引き立てを賜り、有り難く厚く御礼申し上げます。

さて、洵に勝手ながら弊社では、本年度の年末年始につきまして下記の通り休業させて

いただきます。

皆様には、ご不便をお掛けいたしますが、何卒、ご寛容のほどお願い申し上げます。

今年一年のご愛顧を賜りましたこと御礼申し上げるとともに、皆様のご健康とご多幸を、

心よりお祈り申し上げます。

                                                   謹白

 

年末年始休業

平成28年12月30日(金)~平成29年1月4日(水)

                                                   以上

 

白梅.jpg

 

永観堂 禅林寺の紅葉

 先日、仕事の合間に左京区にある 『永観堂』 の紅葉を観に行ってまいりました。あいにく曇り空ではございましたが、綺麗な紅葉をめでることが出来ました。先日の風雨で多数の葉が落ちてはおりましたが、落葉も錦の毛氈の様でこれまた綺麗でした。短い時間でしたが、心洗われる貴重な時間となりました。新緑の季節にもまた足を運びたいと思っています。

 

永観堂3.24 永観堂jpg

 

永観堂5.24 永観堂jpg

 

永観堂6.24 永観堂jpg

 

永観堂2.24 永観堂jpg

 http://www.eikando.or.jp/

第111回 京料理展示大会

 毎年、商社ブースで参加させていただいております  「京料理展示大会」 が  12月13日(火)・14日(水)の両日に、京都市勧業館「みやこめっせ」で開催されます。

 京料理の展示をはじめ、京料理教室、舞妓さんによる京の舞、京野菜や京名品の販売、マグロ解体及び即売等、盛りだくさんの内容となっております。

 弊社では、特別ご優待(当日一般800円を600円に!)チケットはがきをご用意させていただいておりますので、ご希望の方はメールまたは、FAXでお問い合わせ下さい。

 皆様のご来駕心よりお待ち申し上げます。

 

2016年 第111回京料理展示大会.jpg

麦藁手茶碗

これからの季節、「松茸」 や 「栗」 「さつま芋」 などの炊き込みご飯によく合いそうな

麦わら手のご飯茶碗です。

依頼品は、器のおよそ半分が破損しています。破片をすべて漆で接着の上、破片が無い部分は錆漆で少しずつ成形し、元の形に戻していきます。

中塗りと研ぎを数回繰り返した後、弁柄漆で地描きの上、純金消粉で蒔絵をして金粉が定着したら伊勢早漆で金固めを施し完成です。

温かみのある生地に、金彩が良く映えて良い感じになりました。

 

s017 2016.5.2.jpg

「修理前」 

s001 2016.8.20.jpg

『修理後』 

s002 2016.8.20.jpg

 

s003 2016.8.20.jpg

 

s004 2016.8.20.jpg

  

李朝塩笥茶碗 (李朝時代中期)

塩笥(しおじ)茶碗とは、文字のとおり元々塩を入れる器であったと伝えられています。

胴部分が膨らみ口部分が窄まった形が特徴的です。

後に、日本ではその形状から暖かいお茶が冷めにくいとの理由で、冬期の茶碗として見立てられたようです。

依頼品は、大小の破片に細かく破損しています。漆でズレの無いよう接着の上、仕上げは、純金丸粉24K(金99,99%)で蒔絵を施しました。

生地の色調に純金丸粉がよくマッチし、渋く良い感じに仕上がりました。

 

 s009 2016.3.21.jpg

「修理前」

s001 2016.8.1.jpg

『修理後』

s002 2016.8.1.jpg

 

s003 2016.8.1.jpg

 

s004 2016.8.1.jpg

 

s005 2016.8.1.jpg

 

s006 2016.8.1.jpg

 

s007 2016.8.1.jpg

 

s008 2016.8.1.jpg

 

s009 2016.8.1.jpg

 

s010 2016.8.1.jpg

 

s011 2016.8.1.jpg

『純金丸粉 24K(金99,99%)使用』

お見積り